【徹底解説】NISAは何が変わった?注意点は? 株価高止まりで注目度急上昇も「分散投資を」と専門家
●旧NISA
1. 一般NISA
・国内外の企業の株式や投資信託などに投資するもの
・年間投資上限額:120万円
・非課税保有限度額:600万円
・非課税保有期間:5年間
・投資期限:2023年まで
2. つみたてNISA
・投資信託のみに毎月一定額を投資するもの
・年間投資上限額:40万円
・非課税保有限度額:800万円
・非課税保有期間:20年間
・投資期限:2023年まで
利用できるのはどちらか一方のみで、非課税になるのは期間限定でした。
●新NISA
それが新制度では、「成長投資枠」「つみたてNISA」と名前が変わりました。
1. 成長投資枠
・年間投資上限額:240万円
・非課税保有期間:無期限
・投資期限:恒久
2. つみたて投資枠
・年間投資上限額:120万円
・非課税保有期間:無期限
・投資期限:恒久
・累計限度額は「一般」と「つみたて」合わせて1800万円
※成長投資枠は1200万円まで
旧NISAと同様、国内に住む18歳以上であれば誰でも、証券会社や銀行などに専用の口座を作ることで利用できます。口座は1人1つしか作れませんが、旧NISAの口座を持っている場合、新NISAの口座は別に開設されます。つまり2つの口座を持つことができます。
投資を分散させることが肝心
もちろん、投資のためリスクがあります。経済ジャーナリストの和島英樹さんに話を聞きました。
金融商品の価格は変動するので、当然、投資した時の価格を下回る場合もあれば、上回る場合もあります。そのため「どれか1つの金融商品に投資するのではなく、複数に分散することが肝心」といいます。