ベテラン寿司職人も「鮮度のレベルが違う」 魚太郎を成長に導くスゴ腕女性社長に密着!半田市・美浜町
2023年に半田市にオープンした「回転鮨 魚太郎」は、愛知県民にはお馴染みの大人気鮮魚店「魚太郎」が初めてオープンした回転寿司店です。朝11時15分というランチタイム前にもかかわらず、お客さんがたくさん! 「鮮度が良いのか、歯ごたえが違う」と、お客さんから好評の声が続々と集まります。
「鮮度の良い魚だけを売る!」
魚太郎を繁盛させている仕掛け人が2代目社長の梶山美也さん。もともとは東京で働くキャリアウーマンだった梶山社長は、東京時代に培ったマーケティングの知識と女性ならではの目線を取り入れ、鮮魚店の常識を覆しました。
梶山社長が最初に掲げたのは「鮮度の良い魚だけを売る!」。従来の魚の流通は漁港で競りにかけられた魚介類をトラックで運搬し、名古屋などの中央卸売市場で競り落とされて飲食店やスーパーへと運ばれていました。これでは3日ほどの時間がかかってしまうため、鮮度が少し落ちてしまいます。
「その日に獲れた魚介類をその日に売る」
競り落とした魚がお店に到着するまでの時間はわずか30分! 運ばれてきた魚も冷蔵庫で寝かせることなくそのまま店頭に並べ、鮮度抜群の状態で販売します。「その日に獲れた魚介類をその日に売る」のが魚太郎のモットーです。ベテラン寿司職人も「寿司店ではありえないぐらい鮮度抜群。レベルが違います」と太鼓判を押します。
調理場の清潔感や店内の照明などを改善
お店の清潔感も梶山社長が大切にする視点の1つです。以前は倉庫のような雰囲気で、薄暗く鮮魚店特有の匂いもあったそうですが、梶山社長が先陣を切って清潔に改善。1匹の鮮魚をさばく間に、まな板の血はすぐに拭き取ります。店内では照明の角度や盛り付けに至るまで、お客さんに不快感を与えないよう細部にまでこだわっています。