激安ウナギの宝庫! 豊橋市では「うな丼」を990円で提供 ウナギ養殖の始まりの街で絶品グルメに舌鼓
豊橋カレーうどんをはじめとしたおいしいグルメが盛りだくさんの豊橋市。中でも市民に親しまれているのが「ウナギ」です。豊橋市にあるお店の多くはウナギを使った料理を提供。豊橋駅前の商店街で長年にわたって街の人たちから愛される「玉川うどん 広小路本店」では、ボリューム満点の豊橋カレーうどんとセットでうな丼が大人気です。
そんな豊橋市の絶品ウナギグルメ事情を調査しました。
おにぎりのお店にウナギメニューが!
豊橋駅構内にある「おにぎり屋 こりん」は、ウナギメニューが鉄板。「ウナギが大好き」と話す代表の森田正孝さんの肝いりで、おにぎりを販売する傍ら、立派なウナギの蒲焼きが2枚ものった「鰻丼」を提供しています。その価格はなんと驚愕の1280円! 電車を待つ間に鰻丼を気軽に楽しめるんです。
愛知県では豊橋市が初めてウナギの養殖を始めた
豊橋駅のホームに「ウナギの自動販売機」まで設置され、街の至る所でウナギが食べられる「隠れたウナギ王国」の豊橋市。ここまでウナギグルメが盛んになったのは、愛知県のウナギ養殖の歴史に深い関係があります。
現在では西尾市・三河一色がウナギ養殖の産地として有名ですが、実は愛知県で最初にウナギの養殖が始まったのは豊橋市。現在でも「豊橋うなぎ」というブランドが設けられ、盛んに養殖が行われいて、地元で育ったウナギを街の人たちはおいしくお得に堪能しています。
約80年前からウナギ料理を提供
ウナギ王国・豊橋市の中でも行列が絶えない人気のお店が、創業から100年以上の歴史を持つ「羽子吾」。このお店もウナギ専門店ではなく、寿司店です。約80年前からウナギ料理を提供。今では7割以上のお客さんがウナギ目当てにお店を訪れています。
100周年イベントの際には100人以上ものお客さんが来店。1人で厨房を切り盛りする若大将の八木啓至さんも、休む暇もなくウナギを焼きっぱなしです。
超特盛ひつまぶしに一目ぼれ!
そして極めつきのお店が「レストランシャンデリア」。濃厚なデミグラスソースで味わう田原牛のハンバーグなどおいしい洋食で人気のお店にも、驚きのウナギメニューがありました。
それがまるで玉手箱のような大きな重箱で提供される「超特盛ひつまぶし」。たっぷり入ったご飯に上にこんがりと焼かれた肉厚の大きなウナギの蒲焼きがまるまる3匹ものった超豪華仕様のひつまぶしです。
A4サイズの紙よりも大きい縦24センチ、横30センチの特大重箱に入ったひつまぶしの総重量はおよそ2.3キロ! 5人で食べれば1人2000円以下とお得な価格設定も魅力です。
おいしいウナギをアテに昼からビールで1杯たしなむのも、豊橋では日常の光景。ちなみに標準サイズのうな丼はプリップリの肉厚ウナギが2切れのって、価格はなんと990円! おいしいウナギがどこでも激安で食べられる、これが豊橋のカルチャーなんです。