老舗和菓子屋5年ぶりの値上げ 砂糖の価格が高騰で街の人も「厳しい」の声

経済 地域 くらし・生活 友だち追加

私たちの生活に欠かせない砂糖の価格が今、高騰しています。名古屋市の和菓子店、街の人に価格の高騰について話を聞きました。

中区にある創業100年の老舗和菓子店 菊里松月です。看板商品のおはぎや季節限定の栗きんとんなど多くの商品に砂糖を使っています。

菊里松月 服部功さん:
「3年前くらいから価格が徐々に上がってきて、特に年明けになると悪いけど今後の納品からは値上げすると言われることが頻繁に続いた」

上白糖1キログラム入りの名古屋市での小売価格をみると1年前には211円でしたが、8月は242円と30円ほど上がっています。このお店では上白糖と白ザラ糖を1カ月に約200キログラムずつ使用。光熱費や包材の値上がりも重なり、8月は5年ぶりに一部の商品を5%から10%値上げしました。

服部功さん:
「あらゆる物が値上がりしていて本当に経験したことがない」
「辛抱できれば辛抱しながら少しでもおいしいお菓子を提供できたらと思う」

食品や料理に欠かせない砂糖の値上げ。街の人からも厳しいという声が聞かれました。

80代の女性:
「料理をするのに砂糖がなかったらできない。なますにしても何にも砂糖は少し必要」
「仕方がない。ほかにも値上がりしているので」

30代の女性:
「砂糖は何にでも使う。卵焼きや煮物、酢の物に使う」
「砂糖は一番切れたら困るので、しょうゆ・砂糖は値上げしたら厳しい」
「安くなったら、うれしい」

おすすめの記事

おすすめの記事

アクセスランキング

アクセスランキング

ページトップへページトップへ