【豊川市】乃木坂46・佐藤楓が音集め旅 心地よい音を響かせる江戸時代から受け継がれてきた風車の音色
ふと耳を傾けると、そこにはその町でしか聞くことのできない音色がある。愛知県出身、乃木坂46の佐藤楓が「オンリー1の音色」をキーワードに音集めの旅に出かけます。
今回訪れたのは愛知県の南東部に位置し、豊川稲荷でも有名な豊川市。いなり寿司発祥の地という説もある、歴史や自然にあふれる観光の街で音探しです。
愛知県内有数のとうもろこし産地で収穫される「スイートコーン」の音色
豊川の夏を代表する風景がとうもろこし畑。愛知県内有数のとうもろこしの産地である豊川市では、夏を迎えるにあたりスイートコーンの収穫が行われます。
朝晩の寒暖差や日照時間の長さなどがスイートコーンを育てるのに適しているといわれる豊川市。市内では約100軒の農家がスイートコーン栽培を手がけ、年間の出荷量は約125トンにも上るそうです。
江戸時代から受け継がれてきた縁起物「風車作り」の音色
小さな子が回しているのはカラカラと音がするちょっと変わった風車。毎年4月に豊川市の菟足神社で行われる「風まつり」に欠かせない縁起物です。
風車を手がけるのは風車保存会会長の加藤英郎さん。豊川市内ではかつて農家が農繁期の副業として作っていましたが、現在の製作者は加藤さんただ1人です。
江戸時代から受け継がれる縁起物の風車には、米俵の形を模した羽根は五穀豊穣、カラカラと音を鳴らす小豆は「マメに生きられますように」との願いが込められています。部品を組み立てて左右に振れば、カラカラと心地よい音が響きます。