「月の手取りは12万円」「週に4日、夜間の清掃のアルバイトも」物価高で生活が苦しい 介護職の悲鳴

経済 社会 地域 くらし・生活 友だち追加

愛知労働組合総連合は、愛知労働局を訪れ、最低賃金の引き上げを要望しました。物価高で生活が苦しい現状を介護施設に勤める男性が、語ってくれました。

愛知県の最低賃金を検討する審議会が7月4日に行われるのを前に29日午前、愛労連の西尾美沙子議長らは愛知労働局を訪れ最低賃金1500円への引き上げなどを求める要望書と賃上げを求める1万427人分の署名を提出しました。

愛知県の最低賃金は、現在986円。今の賃金で生活に不安を感じている人がいます。福島和哉さん(63歳)。非常勤の職員として週5日市内の介護施設に勤め、利用者向けの食事を作っています。月の手取りは12万円ほど。妻と2人暮らしだといいます。

福島和哉さん:
「ここだけじゃちょっと今足りないので、もう1つ夜の仕事を持っている。実際は切り詰めて切り詰めて。2人で食べていくぶんにはダブルワークしてトントン」

週に4日、夜間の清掃のアルバイトも行っている福島さん。今の物価高できりつめた生活に加え老後の生活にも不安を抱えています。

福島和哉さん:
「国の少ない年金で、貯金もままならない中で仕事やめたときの不安がすごくある。ぼくも2~3年したら定年迎えるので。思い切って(賃金を)上げろというわけではなく、少しずつ生活に伴うような賃金にしてもらいたい」

おすすめの記事

おすすめの記事

アクセスランキング

アクセスランキング

ページトップへページトップへ