マイナ保険証「大変なことが起きてしまっている」愛知県内の565の医療機関でトラブル

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マイナンバーカードと一体化した健康保険証、マイナ保険証をめぐり、愛知県内の565の医療機関でも保険者の情報が正しく反映されないなどのトラブルがあったことが分かりました。

これは、医師や歯科医師らで作る愛知県保険医協会が6月2日から14日までの期間で調査しました。調査結果によりますと、回答をした県内の812件の医療機関のうち、トラブルがあったと答えたのは565の施設に上り、全体の69.6%を占めました。

トラブルがあった件数は855件で、最も多かったものが、保険者情報が「無効」と「該当なし」などと表示されたという内容で、403件の回答がありました。また、他人の情報に紐づけられていたというトラブルも16件寄せられています。

「大変なことが起きてしまっている。愛知県の開業医含めて全体の問題として取り上げていきたい」愛知県保健医協会 荻野高敏理事長

一番トラブルが多かった「該当なし」ですが、こんな弊害もあります。

患者がマイナ保険証を医療機関に持って行ったにもかかわらず、システム上では該当なし。つまり無保険扱いとなってしまい、窓口では一旦、医療費の全額を支払ったケースもありました。

今回の調査では、こうした全額負担を患者側に請求した事例が65件も確認されました。

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