中日・細川成也が月間MVPを初受賞 バウアーから1試合2HR「本当に自信になった」
日本野球機構(NPB)は8日、2023年5月度の月間MVPを発表し、セ・リーグ野手では中日ドラゴンズ・細川成也外野手(24)が選出された。5月は25試合に出場、100打数36安打、打率.360、5本塁打、17打点、出塁率.396、長打率.590を記録、プロ7年目で初の受賞となった。中日からの選出は去年9・10月度のD・ビシエド選手以来の快挙。
現役ドラフト1期生 和田コーチと打撃改造で「覚醒」
昨年オフに実施された現役ドラフトで加入した期待の和製大砲。春季キャンプから和田コーチと二人三脚で「タイミングと間」を意識した打撃改造に取り組み、キャンプMVPに選出。
アピールを続けて1軍に定着すると、3番打者としてクリーンアップの一翼を担ってチームをけん引し、5月16日から6月1日まで14試合連続安打を記録するなど、6月現在で既にキャリアハイの成績を残し「覚醒」の予感を見せる。
「去年の自分を見ていたらここまで成績を残せると思っていなかったので、1試合1試合必死にやってきたのが良い成績になっているのでよかった」と話した。
サイ・ヤング賞投手・バウアーから1試合2HR 「本当に自信になりました」
5月で印象に残る試合で挙げたのは5月27日の横浜DeNA戦(バンテリンD)。2020年MLBサイ・ヤング賞投手、メジャー通算83勝のトレバー・バウアーからプロ入り初となる1試合2本の本塁打を左右に放った。「バウアー投手から打てたのは本当に自信になりました」と手応えを口にした。
今後について「5月同様チームに貢献できるように結果残して頑張っていきたい」と更なる飛躍を語った。
▼細川成也選手(24)
1998年8月4日生まれ。179センチ・98キロ・AB型。(茨城)明秀日立高-(’16 ドラフト5位)横浜DeNA(’17~’22)-中日(’23~)