【残された家族がトラブルに?】万が一に備える「デジタル終活」 実際のトラブルと対策は…
スマートフォンが普及する中、自分や家族が万が一死亡した場合、使っていたスマートフォンはどうなるのか、考えたことはありますか? 例えば、スマホに保存されている写真やメッセージアプリ、定額料金を継続して支払うことでサービスを利用できる「サブスクリプション」などはデジタル遺品と呼ばれます。こうしたデジタル遺品が残ったままだと、残された家族がトラブルに見舞われるケースもあるんです。「デジタル終活の備え」について解説します。
【実例】ロック解除不可でネット口座確認できずサブスクの引き落としが続くケースも
まずは亡くなった人のスマホをめぐるトラブルについて実際の事例を見ていきます。国民生活センターに寄せられた相談事例です。
亡くなった兄のネット銀行の口座を確認するため携帯電話会社に画面ロック解除を依頼しました。しかし携帯電話会社からは「初期化はできるが画面ロックの解除はできない」と言われてしまい、中身の確認ができないようになってしまいました。
近年は紙の通帳やキャッシュカードを発行しないネット銀行も増えており、ロックが解除できない場合は口座の存在自体に気づけず、遺産が放置されてしまうリスクがあります。
ネット銀行のほかにも証券口座やネットオークションの売上金といったオンラインで管理されている財産がそのままになってしまうこともあります。残された家族が財産を引き出せずに相続ができない可能性もあるのです。
さらにこんなトラブルもあります。
亡くなった夫のサブスクの契約を解約したいと申し出たが、業者からは「解約にはIDとパスワードが必要で分からなければすぐには解約できない」と言われてしまいました。サブスクの料金は毎月自動で引き落とされることが多いので、解約の手続きができないということです。
亡くなった人の口座から利用料の引き落としが続いてしまうという状況になってしまいます。
サブスクリプションの利用料は自動引き落としが多いため、解約手続きが滞ると死亡後も費用が発生し続け、遺族の大きな負担となります。
スマホのロック解除やサービスの解約をそのスマホの持ち主以外が行おうとすると、専用業者などに頼む必要があるのですが、時間もお金もかかってしまいます。残された家族を困らせないために今からできる対策について専門家に取材をしました。















