「過去最高益は1日2億円」現役トレーダー・窪田剛さん “死ぬ時に残高MAX”より大切なお金の使い方
8億円を出資しても「半分以上」がうまくいかなかった
現在、窪田さんにはもう一つの顔があります。
エンジェル投資家です。
将来性のある企業や事業に、自らのお金を出資しています。
窪田さんは、これまでの出資額について「大体8億円ぐらい」と明かしました。
投資先を選ぶ基準は大きく2つ。
一つは、その事業が成功した時に社会へ大きな影響を与えられるか。
もう一つは、「それがちゃんとできる人かどうか」です。
松本慈子さん(SKE48)が思わず、
「『ちゃんとできる人かどうか』。そこを見るの難しくないですか?」
と声を上げると、窪田さんは即答しました。
「もう、失敗たくさんしてます(笑)」
これまでに出資した企業のうち、現在も事業を続けているのは半分以下。
事業を停止したケースもあれば、連絡がつかなくなったケースもあったといいます。
「残念ですが、そういうこともあるなと。もう割り切るしかないですね」
岡田アナと松本さんからは、
「割り切れる額じゃないけど……」
と思わず声が漏れました。
【過去最高益は1日2億円】現役トレーダー窪田剛「死ぬ時に残高MAXじゃ意味がない」稼いだ先の“お金の使い方”【あしたのマネー#62】
なぜ、それでも人や事業にお金を出すのか
それだけ失敗しても、なぜ窪田さんは企業への出資を続けるのでしょうか。
転機の一つになったのが、2011年の東日本大震災でした。
窪田さんは震災後、東北で花火を打ち上げる活動に約10年間参加。さまざまな人と出会う中で、「自分のお金を世の中の役に立てられる場所」がたくさんあることに気づいたといいます。
自分で運用を続ければ、さらに利益を増やせるかもしれない。
しかし、
「こういう事業をやりたい」
「こんな社会課題を解決したい」
と考える人に資金を託せば、自分にもリターンがあるかもしれないうえに、世の中も少し良くなるかもしれない。
それがエンジェル投資を続ける理由の一つです。
20歳の時、カンボジアで交わした約束
窪田さんのお金の使い方は、企業への投資だけではありません。
ネパールやモンゴル、ベトナムなどで、学校や図書館、児童養護施設の支援にも携わってきました。
その原点は大学生時代のカンボジア旅行にあります。
2001年9月、アメリカ同時多発テロの影響で帰国便が動かなくなり、カンボジアに長く滞在することになりました。
そこで知り合ったのが、窪田さんと同年代の青年です。
フランス語、英語、タイ語、日本語、クメール語を話す、とても優秀な青年でした。
しかし、十分な教育を受けた経験がないといいます。
青年は窪田さんに「いつかちゃんと勉強したい」と話しました。
窪田さんは、
「じゃあ、いつか学校を作れたら作るね」
と約束します。
当時、20歳。
約10年後、教育支援に動き始めました。
カンボジアですぐに学校を作ることはできませんでしたが、まずネパールで学校の建設を支援。その後も各国で活動を続けています。















