AI時代に求められる「取って代わられない仕事」とは シニア世代の強みと経験値継承のカギ

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AIの台頭や人手不足が進む中、事務などの定型作業はAIが担い、人間にはあいまいな状況での判断力が求められています。「AIに取って代わられない仕事」の本質と、シニア世代の経験値を若手に継承する重要性を専門家に取材しました。

【AI時代の働き方】「シンギュラリティ」で変わる仕事 定型作業はAIへ分担する時代に

シンギュラリティ

AIに取って代わられる仕事のことを「ギュられる仕事」、取って代わられない仕事を「ギュられない仕事」と言いますが、語源は「シンギュラリティ」という言葉で、人工知能が飛躍的に進化し人間の知能を超える時点という意味の、最近使われ始めた造語です。

AIにギュられる仕事

労働市場やキャリア形成に詳しい名古屋経済大学の大黒光一教授に、AI時代の働き方について話を聞きました。

AIにギュられる仕事というのは、主にマニュアル化できる作業です。データ化や分析、資料作成などの定型化・マニュアル化できる事務作業が、ギュられる仕事とされているのですが、もう既にAIが担う時代がやってきています。

授業をするということは不可能ではない

一方で事務以外にも、例えば学校や塾の授業も定型化されている進め方をAIに学習させれば、「授業をする」という点ではAIにも不可能ではないということなのです。

【人間の役割】AIが苦手な「あいまいの判断」 相手の反応に合わせた対応がカギ

対応を判断する作業

そして、AIが不得意とするギュられない仕事はどういったものかというと、あいまいさがある中で対応を判断する作業です。先ほどの授業に関して言いますと、定型化した授業を進めることはAIでも可能です。

寄り添ってフォローしながら伝え方を変えるなどは苦手

しかし、一人一人の反応を見て個々の理解度を察し、寄り添ってフォローしながら伝え方を変える作業については、AIは苦手とされています。理解しているかどうかによる反応は、人によってそれぞれ異なり、同じ人でもその時どきによって変わります。相手の反応を見て対応を判断するということは、一概に定型化できないのでAIは苦手としていいるのです。
1つの仕事の中でも、AIができる仕事とできない仕事が混ざっているということです。これがポイントになってくるんです。

2070年には8700万人

厚労省によると、少子化によって日本の総人口は2070年には9000万人を割り込むと試算されています。人手不足に拍車がかかることが予想される中、AIの台頭は減少していく労働力を補ってくれると大黒教授は話します。

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