愛知県瀬戸市に存在した難民受け入れ施設「赤十字希望の家」 43年ぶりに自らのルーツを訪ねて
最大で50人のベトナム難民が入所し、炊事や掃除などを分担しながら、移住する国が決まるまで暮らしました。鈴木さんは生活指導員として難民たちを支援してきました。
元赤十字希望の家 職員 鈴木さん:
「難民自身が自分たちでいろいろなことを進めていくということを積極的にやった。トランさんのお父さんもそうだが仕事に出て自活の道を探り、自分たちで収入を得ることを積極的に行っていた」
亡き父の面影と深まる絆 世代を超えてつながる記憶
鈴木さんの説明にトランさんは深くうなずきました。自分の息子にトランさんの父親の写真を見せて「おじいちゃんだよ」と語りかけました。トランさんの父親は南ベトナム空軍出身で、難民たちの3代目のリーダーを務めていました。勤労意欲が旺盛で、就労先の製陶所からも高く評価されていたといいます。トランさんは当時の生活ぶりを確かめました。
トランさん:
「両親が施設でよい時間が過ごせた成功の要因は、日本人と一緒に活動できたことだと考えている」
鈴木さんたちに感謝の気持ちを込めてプレゼントを渡しました。
トランさん:
「自分は生まれて間もない時に出国したので記憶はない。今回、跡地を訪れ鈴木さんの話を聞いて、自分の記憶としてつなげることができた」
元赤十字希望の家 職員 鈴木さん:
「トランさんの姿は職員として彼らを第三国に送り出した時に、そうなってほしい姿だったので、すごく感激もしたしうれしかった」



















