自転車青切符で最多の「一時不停止」 6割が止まらない交差点の実態と専門家が指摘する大事故のリスク
4月は全国で2147件の青切符が交付されました。愛知県は、東京・大阪に次ぐ257件でそのうち約7割が「一時不停止」でした。本当に一時不停止が多いのでしょうか?
名古屋市内の一時停止の標識のある十字路で、1時間取材をしました。すると、男性が停止線で完全に止まらずに渡ってしまいました。車との接近を感じて、一時停止する人もいました。その後も、一時不停止の自転車が相次ぎました。
撮影をした一時間で交差点を通過した、60人のうち、37人が停止しませんでした。
一時不停止が多い理由について専門家は感覚の問題だと語ります。
自転車の安全利用促進委員会 遠藤まさ子さん:
「歩行者感覚で乗ってしまっている人が多い。信号がない交差点ではなかなか停まる習慣がない人や、『車の音が聞こえないから良いだろう』と進んでしまうような不十分な安全確認で進んでしまうような人が多い印象」
一時停止をしない危険性について聞くと大きな事故になりやすいと言います。
自転車の安全利用促進委員会 遠藤まさ子さん:
「一時停止すら守っていないということは、自転車は徐行せずに、そのまま突っ走ってしまっている人も多い。自動車側が速度を落としても、徐行もしくは20キロ程度で走り突っ込んでいってしまったら、かなりの衝撃になる。事故はかなり大きくなる」
交通事故を減らすために導入された青切符制度。しかし、その詳細なルールを知らない人もいるようです。
80代女性:
「ルールが難しい。全部把握してないもん。ルールが載っているパンフレットがもらえるといい」
90代女性:
「傘さし運転がいけないこととかは分かるけど、交差点は分からない」
一時不停止が多い交差点で、自転車の利用者が迷いやすい交通ルールがあります。愛知県警に聞きました。まずは「歩車分離式信号」です。歩行者用の信号は赤ですが、自転車は、車用の信号に従って進みました。これについては正解です。車道を走っている自転車は、原則として、車の信号に従います。
一方で、「歩車分離式信号」でも例外もあります。自転車が歩道を通行している場合は歩行者用信号に従ってください。また、自転車が車道を通行していて歩行者用信号に「歩行者・自転車専用」と表示があった場合は歩行者用信号に従う必要があります。
そして、もう一つ問題です。「スクランブル交差点」で自転車に乗って、斜めに横断してもいいのか、愛知県警に聞きました。自転車は、斜めに横断してはダメです。自転車が車道を走って右折する場合は、車用の信号に従って、二段階右折をする必要があるということです。
なかなかルールが難しいですが、自転車の安全利用促進委員会の遠藤まさ子さんは、「自転車をより安全な乗り物として、上手く活用するために自転車のルールを学んでほしい」と話していました。












