犬山市が水道値上げ検討 3人世帯で月約345円増止まらぬ物価高騰 地元の飲食店からも悲鳴と不安の声
物価高騰の影響で、愛知県犬山市はいま水道料金の値上げを検討しています。地元の飲食店は度重なる“値上げの波”に頭を悩ませています。
犬山市内にあるそば店です。ランチ時に大人気なのが、麺と豚足と天ぷらがセットになったメニュー。厨房をのぞいてみると、麺や豚足を冷やすため、多くの水を使っています。水道代は多い時で2カ月で約2万円です。しかし…
そばと豚足となべのよいひ 松岡勲店長:
「人件費も食材費も上がって、さらに水道もか、という感じ」
犬山市は2027年4月から水道料金の値上げを検討しています。値上げ幅は全体の平均で18%程度で、3人世帯の家庭だと1カ月で約345円値上がりします。この店では値上げの影響は現時点ではわずかではあるものの懸念は…
そばと豚足となべのよいひ 松岡勲店長:
「水道価格が商品価格にそのまま反映するとは考えにくいが、物の値段が全て上がっているので、諸々を含めると値上げの一因にはなり得る」
犬山市が値上げに踏み切る背景には、経費の増加があります。市によりますと、市の浄水場などの電気代は2020年度に策定した計画よりも約4割高くなっています。さらに愛知県から購入している水道水も2024年に値上げされました。
これにより市の水道事業は2024年から赤字となっていて、値上げを検討せざるを得ない状況だといいます。ただ、市は値上げ後も家庭向けの生活用水は県内で最も安い料金水準を維持したいとしています。
水道料金の値上げに踏み切る自治体は、犬山市だけではありません。名古屋市は2025年10月の使用分から、水道料金を平均で1割程度値上げしました。また豊橋市や瀬戸市などは、2026年4月の使用分から値上げをしています。さらに大府市でも値上げが決まっていて、値上げラッシュは続きます。値上げの背景には県営水道の値上げや、維持管理費の高騰、水道管の老朽化対策などがあります。水道料金だけが上がっているわけではなくすべてが値上がりしていますから、家計や店には痛手です。
ここで家庭で簡単にできる節水方法を紹介します。例えば、『歯みがきのときは水を止める』。4人家族の朝晩の歯みがきで水を出しっぱなしにすると、愛知県の水道料金は平均で年間約2300円のムダになります。
コップを使えば使う水が少なく済みます。また、食器やフライパンは油汚れなどを新聞紙や布で落としてから水洗いをする、トイレでは大と小のレバーを使い分けるなどの工夫も節水につながります。みなさんも家庭で是非試してください。











