「着る筋肉」で介護などの身体的負担を軽減 電気ではなく空気を使った次世代アシストスーツ
いま介護の現場では需要の増加や従業員の高齢化で、働く人の身体的負担を軽減するニーズが高まってきています。
そんな中、重い物を持ち運ぶ作業などを支援する「アシストスーツ」が注目を集めています。業界のパイオニアの岡山市の医療用品メーカーが、画期的な製品を開発しています。
背中とひざが引っ張られる感覚
岡山市のダイヤ工業という会社で「ダーウィンUPS(開発中)」という画期的な商品が開発されています。
まずはベストのようなものを羽織り、セットの靴を履きます。それぞれをパイプでつないで、30秒ほど歩いてから、重いものを持ち上げる瞬間、頭でスイッチを押すと…。
テレビせとうち 木村英樹アナウンサー:
「あ、すごく楽ですね。あの、持ち上げた瞬間に首をこう後ろに持っていった瞬間に、背中とひざが引っ張られるような感覚になって」
実際10キロのものを持ち上げたとき、1回あたりの腰の筋肉の活動量は約4分の1減少。腰への負担が減っています。
空気がパワーを生む
秘密は、背中や膝に張り巡らされた「人工筋肉」。
ダイヤ工業 研究開発 小川和徳博士:
「 空気を入れることで、人間の筋肉のように収縮するんです」
歩くたびに靴から送られ、タンクで圧縮された空気を、頭でスイッチを押して開放すると、空気が人工筋肉に送られて人工筋肉が収縮します。これが持ち上げる動きを助けるパワーを生むのです。
これは一般的に、アシストスーツと呼ばれる重いものを持ち運ぶ作業などを支援するもの。他社では電気を使うタイプもありますが、パワーが強い一方、重くかさばります。
ダイヤ工業が従来作ってきたゴムの力を使うタイプは、薄くて軽いですがパワーで劣ります。
この新製品は、歩く動作を空気を介して人工筋肉の力に変換。電気を使わず、「手軽さ」と「パワー」を両立させました。
小川和徳さん:
「 倉庫業の方とか、生産工場で部品を運んだりされる方の疲労っていうのは、全然違うと思います」
















