医療機関で名前が黒丸になるトラブル 「マイナ保険証」に完全移行1週間 メリットは処方や病歴の情報共有
12月2日にマイナンバーカードと健康保険証が一体化した「マイナ保険証」に完全移行してから1週間が経過しました。医療現場を取材しました。
12月6日、名古屋市千種区の商業施設に設けられたマイナンバーカードの出張窓口には駆け込みで申請に訪れる人たちがいました。
20代:
「保険証の話もあって、そろそろやっておこうかなと」
30代:
「古いカード(保険証)が使えない。だから絶対に今、マイナンバーカードがほしかった」
40代:
「あまり今まで必要性を感じていなかったが、保険証がだんだん使えなくなるということだったので、もう変えようかなと」
名古屋市が2025年10月に始めたこの出張窓口、利用者は徐々に増えているということです。
名古屋市住民課 伊藤恵朗課長補佐:
「マイナンバーカードは、保険証や免許証とひも付いて需要が高まっている中で、平日になかなか区役所に行けない人に、土日祝日でこういったところで開催して、利便性を高めていければと出張窓口を始めた。ぜひ土日の窓口を活用してほしい」
こうした取り組みもあって、県内のマイナンバーカード保有率は徐々に高まり、11月末時点で8割を超えました。
マイナ保険証を持っていない人は50人中18人
一方で、マイナ保険証を持っている人はどのくらいいるのか調査してみました。
30代:
「病院とかで保険証を出す時に、機械で認証をするのでめちゃめちゃ楽。身分証なので常に持っている物なので病院で探す必要がない」
20代:
「別に(ひも付け)しなくても保険使えるから必要無いかな」
80代:
「紙(の保険証)で充分用を足しますし簡単ですね顔認証だとか色々やらなくて」
50人に聞いたところ、マイナ保険証を持っている人が32人、持っていない人が18人でした。マイナンバーカードほど普及していないようです。
「なぜ黒丸に?」名前が黒丸…医療機関ではトラブルも
一方、医療機関は対応に追われています。あま市にある「すぎとう歯科クリニック」です。12月に入ってから患者の半数ほどがマイナ保険証を使って受診しています。しかし、マイナ保険証の読み取りに苦戦する人もいました。
読み取りに苦戦した80代:
「医療機関によって(マイナ保険証を)入れるところが違うから分かりにくい」
また職員はこんなトラブルに悩まされていました。
すぎとう歯科クリニック 杉藤庄平院長:
「なぜ黒丸になるのか分からない」
マイナ保険証から読み取った患者の名前の一部が黒丸で表示されていました。この場合、以前受診したときのデータや問診票と照らし合わせて、職員がデータを打ち込み直す必要があります。2025年5月にこのクリニックを取材したときにも同じトラブルが確認されていて、状況は改善されていません。受付の読み取り機でマイナ保険証のデータが読み取れなかったこともあるといいます。
すぎとう歯科クリニック 杉藤庄平院長:
「トラブルもあるので、資格確認書や(従来の)保険証をマイナ保険証と一緒に持ってきてもらうと確実」











