「発電実証は2040年代に近い30年代」 核融合によって発生するエネルギー「フュージョンエネルギー」
この売買や契約について、核融合の研究に40年以上携わる追手門学院大学理工学部の上田良夫教授に話を聞きました。
追手門学院大学 上田良夫教授:
「やはりまず核融合っていうのは、当然技術開発をして技術実証しなきゃいけないことはまだあるんだけど、それと同時にその社会に受け入れられる社会受容性を高めていくということが当然重要ですので、こういう売買契約をするということで、ヘリカルフュージョンはきちんと地域に貢献する、社会のために貢献する会社であるということを示して、地域との連携というのを強めていこうとされてるのかなというふうに私は思いました」
フュージョンエネルギーで発電された電気が普及するようになるのは、いつごろになるのでしょうか。
追手門学院大学 上田良夫教授:
「残念ながら数年先とかそういうレベルではないということは確かです。(発電実証が)2030年代といっても、2040年に近い30年代になると思いますが、そこで実証してさらに発電実証炉から次の商用炉へ行くとなると、そこからやはり大きなものですので、10年単位ぐらいで次のステップへ進んでいくという感じ。だからわれわれとしては、今世紀の後半に社会に普及していくというのを念頭に置いている」
商用化に向けた課題はなんでしょうか。
追手門学院大学 上田良夫教授:
「実際に社会に普及するときの炉は、発電実証炉よりも大きいものが設計されていた。そうすると大きくすればするほど当然建設コストもかかりますし、建設期間もかかるし、いろんな点で経済的にちょっと引き合わないのではないかというようなことが言われています。経済性を担保するためには、コンパクト化しないといけない。新しい装置を造っていくという段になったときに、特に人的リソースに関してはもう少し関係する研究者、開発者の数を増やしていかないと、なかなか実際にそういう装置を建設して、運転する、実証するということが難しいのではないかと」









