【問題解決!大学発ベンチャー最前線】AIで製造工程を効率化 ニッポンのものづくりの生産性に革命を
気が遠くなる作業もAIで「5分の1に効率化」
今まで1週間かけてようやく一つ作っていた結晶も、AIなら1秒間に10万回から100万回の試作をすることができる。その中から最適と判断された工程で作ったウェハの表面を電子顕微鏡で調べてみると…
Aiを使わずに試作したウェハは表面にでこぼこがあるのに対し、AIで最適化した工程で作ったウェハの表面は均一でむらがない。1回の試作でこれを実現できた。
アイクリスタルのプロセスインフォマティクスを導入した半導体メーカー担当者:
「新幹線の電気制御する半導体を作っている。半導体の結晶は大きくなればなるほど温度制御が難しくなる。例えばこちらが炉を動かすときにどんな温度にしたらいいのかというのは、ある程度経験的に設定するのだが、それで変な結晶が炉から出てきたときは途方に暮れるしどうにもならない。結晶が出てくるのに1週間かかるので、それを何十回何百回と繰り返さないといけない。その労力を考えるとAIを導入することで、開発期間が5分の1ぐらいになるという感覚がある」
目指すのは「人と共に進化するAI」
他にも大手カメラメーカーでは、この技術で画質を70%改善することに成功した。
ただ導入にあたっては、当初製造の現場から懐疑的な声があがったという。
アイクリスタル 高石将輝社長:
「(技術者からは)こんな条件で設定していいんですか?今までやったことないしどうなるかわからないと言われた。熟練の技術者は絶対だめだと言われたが、やってみたら結果はよかった。技術者の方も考えがアップデートされていた。人の代わりになるAIではなくて、人と共に進化するAI」









