愛知県知事リコール署名偽造事件 リコール団体元事務局長の男 執行猶予付きの有罪判決

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愛知県知事のリコール運動をめぐり地方自治法違反の罪に問われたリコール団体元事務局長の男の裁判で、名古屋地裁は4月19日、男に対し、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

起訴状などによりますと、リコール団体の元事務局長、田中孝博被告は2020年、次男らと共謀しアルバイトを使って佐賀市内で有権者71人分の署名を偽造した罪に問われています。

これまでの裁判で、検察側は「民主主義の根幹を損ない、選挙の立候補に後援をもらうための身勝手な犯行」などと指摘し、懲役2年を求刑。

一方、弁護側は、偽造については認めた上で「押収された署名簿は愛知県選挙管理委員会により違法に調査されたもので証拠にならない」などとして無罪を主張していました。

19日の判決公判で名古屋地方裁判所の大村陽一裁判長は「組織性、計画性が認められ、地方自治の運営そのものを揺るがしかねない悪質な犯行」などとして田中被告に対し懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。

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