巨大トンネル掘削に密着! カメラが捉えた岩盤爆破の瞬間【東海環状自動車道・養老トンネル】
当然、いつも同じ場所に穴を開けるわけではない。水脈に当たると工事が中断してしまうため、湧き水が多そうな箇所を見極め、毎回位置を変えている。まさにプロがなせる技!
爆薬を装填した後は、照明が爆破の衝撃で飛んだり破損したりしないよう、一旦撤去。「ホイールドリルジャンボ」も安全な場所へと移動する。
いよいよ点火準備に入るが、取材班が待機場所として誘導されたのは、完全な安全地帯とされる約150メートル離れた場所。しかし、「どうしても映像に収めたい…」。取材班は頼み込んだ末、爆破現場の至近距離にカメラ3台の設置を許してもらった。
現場に緊迫感が漂う中、「発破1分前です」という機械音声とともに響き渡るサイレン…。
発破10秒前からカウントダウンが始まり、点火の合図とともにスイッチが入る。