JR東海が開発したロボット公開 1秒に約20回叩いてトンネルの欠陥を自動で検査

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JR東海が開発したトンネルに欠陥がないか検査するロボットの試作モデルが、9月26日、報道陣に公開されました。

トンネルは現在、検査員がハンマーで壁面をたたき、音や感触の違いで内部に欠陥がないか確認しています。しかし、JR東海総合技術本部・技術開発部の吉田幸司チーフマネージャーによると「首や腰だったりが疲れる中で検査をし続けるので、身体的負担が非常に大きい」と話します。

ロボットはレーザーでトンネルの壁面の状態や位置関係を測定し、自動で検査装置を壁に押し付け、1秒間に約20回、壁面をたたきます。振動から内部の状態を把握。欠陥があれば塗料を吹き付けます。人では気付かない小さな欠陥を見つけられるほか、検査結果がデータ化されるので作業の効率化につながるということです。

吉田チーフマネージャー:
「専門的な能力を持った人が、だんだん確保しづらくなります。それを補完していくのがICT技術やロボット技術だと思っているので期待しています」

JR東海は、約184キロのリニア中央新幹線の山岳トンネルの検査に、このロボットを活用したい考えです。

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