尾張徳川家に伝わるひな人形を展示 子どもが抱く人形に動物の人形も 徳川美術館

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名古屋市東区の徳川美術館では、2月3日から「尾張徳川家の雛まつり」が開催されます。飾られているひな人形は幕末のお姫様が実際に持っていたものも飾られています。

雛飾り

徳川美術館の学芸員、加藤祥平さんに話を聞きました。

―――縦約2m、横約6mの立派なひな飾りがありますが、どのようなひな飾りなのでしょうか

明治、大正、昭和の三世代にわたる尾張徳川家当主の奥様方が持っていたひな飾りです。明治、大正、昭和のひな飾りが並んで展示されており、一気に見ることが出来ます。

―――ひな飾りというと、男びなと女びなは1つにつき一対のみ飾られているイメージですが、そうではない飾り方をしていますね

折に触れて、親しい方からお人形をいただくことは現代でもあるかと思いますが、いろいろなお人形を飾ることで子供の成長や長寿を祈ることがひな祭りになりますので、展示もさまざまなお人形が飾られています。

抱き人形

―――自由な飾り方になっていますが、ひな人形だけではなく、お子さんが遊ぶような人形も飾られています

抱き人形という人形ですが、小さい子が今でも持つような馴染みの深いお人形です。

―――驚いたのが動物も飾られていますね。

毛植人形という人形で、犬と兎が飾られていますが、子どもが楽しくひな人形に接することが出来るように作られたのではないかと思います。

尾張徳川家の雛まつり

―――ひな道具も豪華ですね

ひな道具は、ひな人形のために作られた道具ですが、嫁入り道具を小さくしたものになっており、尾張徳川家というだけあり豪華で量も多様に作られています。葵の御紋も入っており、とても貴重な道具も多くあります。

「尾張徳川家の雛まつり」は、4月3日(水)まで開催されています。

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