日銀の植田総裁が名古屋で講演 金融緩和を続ける姿勢を強調

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日銀の植田和男総裁は6日名古屋市内で講演し、物価が安定的に2%上昇する目標について「実現の確度が少しずつ高まってきている」と強調した一方で、粘り強く金融緩和は継続すると述べました。

名古屋市内で行われた金融経済懇談会には、東海地方の財界関係者など約300人が出席。講演で植田総裁は、今年度と来年度の物価見通しは前年比で2.8%のプラスになると述べました。要因については、エネルギーや穀物などの輸入価格上昇による価格転嫁が大きく、2025年度以降は減衰していくと指摘。一方、日銀が目指している賃金と物価の好循環による物価押し上げについても話しました。

日本銀行植田和男総裁:
「企業の賃金・価格設定行動の一部に、従来よりも積極的な動きが見られ始めています。2%の物価安定の目標に向けた見通し実現の確度が、少しづつ高まってきています」

ただ、先行きについては「不確実性は高い」とし、粘り強く金融緩和を続ける姿勢を強調しました。

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