寒暖差疲労、免疫低下でインフル感染しやすく 相談件数は去年の1.5倍「急な寒さに体がついていかない」

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寒暖差疲労について専門家に聞いたところ、「今年は寒暖差疲労が他の疾患につながる事例が多い」と指摘しています。

明治国際医療大学 伊藤和憲教授:
「寒暖差疲労に関わる症状に関わる問い合わせはすごく増えている。2022年も多かったけれど、2023年の方が1.5倍くらい多い」

患者増加には2つ要因があるといいます。

明治国際医療大学 伊藤和憲教授:
「1つは、2022年まではコロナで外に出なかった。自律神経の機能が落ちて調整する力が弱っている。温度差が激しいと体がついてこれない。また2023年は、暑い日が長く続いた。本来であれば徐々に寒くなることで体を慣らしていくが、急に暑かったのが寒くなった。そのせいで増えているのでは」

さらに2023年は症状にも違いが。

伊藤教授によりますと、寒暖差疲労では第1段階として体の疲れを感じ、それが悪化すると、気分の落ち込みや、免疫低下による感染症の発症にもつながるということです。

明治国際医療大学 伊藤和憲教授:
「(初期症状の)体がしんどい、疲れるというところから気分の落ち込みとか、やる気の低下、インフルエンザなどの感染症を起こす人が多い。症状は深刻化している。かなりの温度差が1日であるので、体の調整としては大きな負荷がかかっているんだと思う」

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