eスポーツ高校講師は元文科省キャリア官僚で現役プロゲーマー 呂布カルマと異色の経歴を持つ先生が対談

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呂布カルマとeスポーツ高校講師が対談

2023年4月に名古屋にも開校した「eスポーツ高等学院」。eスポーツ教育の現場や生徒の様子を、人気ラッパーの呂布カルマがのぞき見します。今回は元文部科学省に入省していた異色の経歴を持つ塩田直道さんと対談しました。

【対談動画はこちら】呂布カルマ×塩田先生対談

塩田直道さん

呂布:
将棋のゲーム「リアルタイムバトル将棋」のプロライセンスを持っているんですよね。どういった経緯で始めたんですか?

塩田:
もともと将棋が好きでずっとプレーしていて、ツイッターなどでリアルタイムバトル将棋のタイトルが「プロライセンス発行するよ」と聞いて興味を持ったんです。

プロライセンスは日本eスポーツ連合が発行している、公認のeスポーツ選手と認めるライセンスのこと。資格みたいなものですね。あとは公式が出る賞金大会に出場できます。

元キャリア官僚がeスポーツの世界に転進した理由

元官僚という異色の経歴に驚く呂布カルマ

呂布:
講師になる前は、文部科学省にいたんですね。

塩田:
当時は官僚をやりながらプロライセンスを取って、大会賞金をもらう“二足のわらじ”で活動していました。その後、教員免許を生かしてeスポーツに特化した学校で先生として働きたいと思い、講師になりました。

呂布:
この学校に来るために辞めたんですね。公務員時代はどのような業務に携わっていたのですか?

塩田:
最初は文部科学省の官僚でした。ICT教育やデジタルの教科書に関する法律の立案などを行っていました。

呂布:
転職して4カ月ですが、「eスポーツ高等学院」で講師をしてみていかがですか?

塩田:
もともと僕は先生をやりたかったので、そこは自分のやりたいことがかなった、と感じています。

呂布:
ほかの公立高校などで教員として働ける中で、どうしてeスポーツ高等学院を選んだのですか?

塩田:
eスポーツが好きになってしまったんです。文部科学省のあとは経済産業省にいて、同時にリアルタイムバトル将棋のプロライセンスも取りました。そこで「eスポーツの道もある」と思ったんです。さらに先生の夢もかなえたかったので、すごくマッチしました。

呂布:
自分が学生だったときの、学校や生徒とはかなりかけ離れていませんか?

塩田:
確かに僕が通っていたときは、時間通りに登校して時間通りにみんなと同じことをやるという教育でした。今は個別最適化に重きを置いた教育を行っています。自分の得意分野を伸ばすことがすごくピックアップされているんです。そうした学校で教員ができるというのは、すごく誇りに感じます。

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