「家族は火事で家を失った。仕送りしないといけない」愛知に避難したウクライナ人夫妻の思い

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ロシアによる侵攻で、ウクライナからの避難者が増えています。ウクライナから国外に避難した人の数は、23日時点で、619万6600人となっています。そして、このうち愛知県に避難しているウクライナ人は8月1日時点で67世帯111人です。

侵攻から1年半を迎えウクライナからの避難民は今、何を思うのか。県内に避難してきたウクライナ人夫婦を取材しました。

ウクライナ人のルスランさんとリディアさん夫妻です。2022年10月から、パンのトラを運営しているトラムスコープに正社員として働いています。

ルスランさん:
「私たちはとても運がいいと思っている。愛知に来て県などから支援があってとても満足している」

休日も日本語を学ぶなど会社でのコミュニケーションを円滑にしようと日々、努力していました。なぜなら。

ルスランさん:
「しばらく日本で働く、なぜなら仕送りをしないといけない。現地にいる家族は火事で家を失った。親は年金生活をしているがそれだけでは足りなく、仕送りをしている」

夫妻には高齢で避難することができない親が現地にいます。電話や、空襲を知らせるサイレンが鳴っているかスマートフォンのアプリで安全を確認していました。

ルスランさん:
「みんなのことがとても心配。最近はみんな良く寝られないと言っている。なぜならほぼ毎日サイレンがなるので、みんな地下室に避難しなければならないし、みんなの生活は普通のリズムではなく寝られるときに寝る。お昼でも夜でも関係なく寝られるときに寝る。寝られない夜が多い。その話をたくさん聞く」

いつの日かウクライナに帰り家族と過ごす普通の生活を夢見ながらここ愛知で生きています。

ルスランさん:
「まだ危ないけど平和になったらすぐにウクライナに戻りたい」

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