「夜明けまで踊れ」真夏に4夜連続で夜明けまで踊る「徹夜おどり」カメラが密着 郡上おどり“完全復活” 

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7月中旬から岐阜県郡上市で行われる夏の風物詩「郡上おどり」。中でも「徹夜おどり」は注目の1つです。そんな郡上おどりの会場に、長江アナウンサーが足を運びました。

日本三大盆踊りの1つ

郡上おどりは日本三大盆踊りの1つ。2023年は4年ぶりの開催となります。江戸時代に身分の隔てなく踊り、親睦を深めようとしたのが始まりです。郡上おどりを含む「風流踊」は2022年ユネスコの無形文化遺産に登録。クライマックスの徹夜おどりは8月13日から16日の4夜連続で行われます。

げたを踏み鳴らす

郡上おどりの代表曲である「かわさき」は優雅な振り付けで広く親しまれています。また、威勢の良い踊りをする「春駒」も郡上おどりには欠かせないもの。馬の一大産地だった郡上にふさわしい1曲です。

そんな郡上おどりに参加した人たちからはうれしい声が。

郡上市在住者:
「戻ったなという感じがしてうれしいです」

名古屋市からの参加者:
「“踊り助平”という、踊り好きな人間ばかりが集まっています。テンションが上がりますよね」

東京都からの参加者:
「気分が良いです。もう全部忘れて。なんか無になれます」

郡上おどりをきっかけに仲良くなった

鷲見圭祐さん:
「私たちは郡上おどりをきっかけに知り合った踊り仲間です。(手前の女の子は)郡上おどりを踊っているところを見て、仲良くなって一緒に踊るようになった小学5年生の女の子です」

――コロナ禍で踊れないときはどんな気持ちでしたか。

澤田すみれさん:
「悲しいし、夏という感じがしなかったです。みんなで楽しく踊れることが好き」

――徹夜おどりは何日間参加する予定ですか。

澤田さん
「全部。4時まで。みんなで楽しく過ごせるように思い出をつくりたいです」

「郡上おどり保存会」会長の山田忠平さん

4年ぶりの開催となった郡上おどりについて、「郡上おどり保存会」会長の山田忠平さんに話を聞きました。

――13日はどれくらいの方が参加されましたか。

山田さん:
「約7万人ですね。郡上市の人口が4万人弱なので2倍近くの人が参加しました」

――会長自身も踊られたそうですが、何時まで踊りましたか。

山田さん:
「朝の4時まで踊って、家に着いたら5時頃でした」

――会長は80歳なんですよね! 体力的にも大変なのではと思いますが、それでも踊りたいというのはどういった思いからですか。

山田さん:
「幼少期に親と参加した祭りで夢中になりました。コロナ禍で4年ぶりの開催を待ち望んでもらい、その気持ちが伝わって、今回の郡上おどりはとても盛り上がります」

――この先も伝統を伝え続けていくために、子どもたちの育成もされているそうですね。

山田さん:
「ジュニアクラブもいて、小学生から高校生まで現在15名ほどいます。また小学校の教育や高校生のクラブ活動、地区のおはやしクラブもあります」

――14日も浴衣姿の子どもたちがたくさんいて、楽しみにしているのだろうなという気持ちが伝わります!

※開催状況については「郡上おどり」のウェブサイトでご確認を。

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