置き去り事故や迷子から園児を守れ! 最新「子ども見守りアプリ」は保育現場の救世主

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園児の置き去り事故に加え、脱走や迷子などのリスクを抱える保育現場。そのリスクを減らそうと、名古屋市のWEB制作会社が子どもたちの位置がわかるアプリを開発しました。

ある動物向けに作ったプログラムを応用したということなのですが、一体どんなアプリなのでしょうか。

保育園を離れるとアラームが鳴る仕組みに

保育園で元気いっぱい鬼ごっこする子どもたち。よく見ると、ズボンに何か付いています。

記者:
「園児が付けているこちらの装置を僕が実際に付けて、園の外に出てみます」

保育園から離れていくと、アラームが鳴りました。

滝の水保育園 保育教諭 西岡 恵理さん:
「保育園の外に出ていってしまった子(記者)がいたので、アラームが鳴りました。保育園を出て、角を曲がったところにいます」

子どもたちの位置が分かるアプリ「Hikids」

Hikids

実はこれ、子どもたちの位置が一目で分かるアプリ「Hikids(ハイキッズ)」です。端末をつけた子どもが登録した場所から離れると、アラームで知らせてくれます。秋の販売に向けて実証実験中です。

滝の水保育園 近藤 寛園長:
「どうしても(保育士)1人で、園児30人とか20人とか見ないといけません。保育士の目で補えない部分を、そういった機械的なもので補完できたらいいかなと思っています」

このアプリを開発したのは名古屋市のウェブ制作会社「余白文化」。社長は中国出身の盧朝華(ロ チョウカ)さんです。高校卒業後、来日して名古屋のコンピューター専門学校で学び、2016年に起業。これまで主に、幼稚園や保育園のホームページを制作してきました。

盧 朝華社長

盧 朝華社長:
「保育現場で、問題や課題などが(あるのか聞くと)、そこで初めて『置き去り』という言葉を教えてもらいました」

相次いだバスでの園児置き去り事故。加えてヒアリングの結果、園からの脱走や園外保育での迷子が起きていることが分かりました。

盧社長:
「置き去り事故ゼロになるような社会にしていきたいなと思っています」

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