亡き夫を思い作るたまごとじ 長篠の戦いの地・新城市でおうちごはんに舌鼓 人情味あふれるローカル旅へ

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新たまねぎのたまごとじ

愛知県のローカルエリアでは、どんなおうちごはんが食べられているのか実地調査! 今回は、織田・徳川連合軍と武田軍が激しい戦いを繰り広げた長篠・設楽原の合戦でも知られる新城市・長篠地区へと向かいます。

学校給食にも選ばれているお米

あいちのかおり

爽やかな朝の長篠で、最初に出会ったのは、田植え前の田んぼで作業をしていた島田さんです。主にお米を栽培する兼業農家の島田さん。さっそくお呼ばれして、島田さんが手掛けるお米「あいちのかおり」をいただきます!

2006年頃から愛知の学校給食にも選ばれているという「あいちのかおり」。クセが少なく、さっぱりしたおいしさが特徴です。大粒でつやつやのごはんに、思わずにっこりとするおいしさです。

元日本代表で金メダルも獲得した店主

片桐寿彦さん

次にお呼ばれしたのは、JR飯田線・本長篠駅近くにある理髪店「ベーシックヘア カタギリ」。三代目店主の片桐寿彦さんは、世界中の理容師たちが技術を競うコンテストのナショナルチームにも所属していた、元日本代表の理容師です。

そうめん入りのみそ汁

片桐さんは、アジアカップ2013のテクニカルカテゴリーで金メダルを獲得。さらに2016年の「世界理容美容技術選手権大会」では、個人・団体ともに世界一に輝くなど名実ともに世界のトップ理容師として活躍してきました。

世界チャンピオン片桐さんの家では「そうめん入りのみそ汁」が名物なんだとか。長篠ではそうめんの端っこの部分を集めた「そうめんバチ」も販売していて、優しい味わいが人気なんだそうです。

愛する人の作品に囲まれて暮らす工房

工房 七古

温かな人情があふれる長篠の街で最後に訪れたのは、金子さんが営む「工房 七古」です。この工房は、5年前に他界したご主人が瀬戸焼と信楽焼の融合を目指して作品を作り続けてきた思い出の場所。ご主人の作品に囲まれながら、ヤギのモカちゃんとともに暮らしています。

新玉ねぎのたまごとじ

「まだお父さんが近くにいる気がする」と優しく話す金子さん。晩ごはんでいただいたのは、ふきの煮物にきゃらぶき、七分づきのお米を炊いたおにぎり、さらには金子さんのご主人が大好物だったという「新玉ねぎのたまごとじ」です。盛り付けに使われているお皿も、すべてご主人が作られたものばかり。どれもほっこりするごはんです。

アポなしにもかかわらず快く引き受けていただいた長篠の皆さんの温かい人情に包まれた旅でした。

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