東邦ガスがシャインマスカット 新しい収入源を求めて農業参入 支えたのは2つのスタートアップ

経済(総合) 友だち追加

一気通貫で支援

東邦ガス 事業開発部 青山次長:
「生産効率の高い栽培方式と、輸出を含めた販路の開拓を一気通貫で支援してくださるサービスがあって、儲かる農業を実践できる」

宙炭

味方は他にもいます。

東邦ガス 事業開発部 青山次長:
「土壌改良に使用しているのが宙炭です」

宙炭とは籾殻などが由来のバイオ炭に土壌微生物を培養・定着させた資材です。

農業参入のハードルを下げる

土に混ぜることで、一般的に3年から5年かかるとされる土作りを最短1カ月に短縮し、農業参入のハードルを下げる事ができます。宙炭は東邦ガスが出資する名古屋大学発のスタートアップTOWINGが開発しました。

【2028年に120トン目標】収穫量は19トンへ拡大 東海エリアでの事業基盤構築を目指す

量産化や農業現場への普及を後押し

東邦ガスは宙炭の利用だけでなく、出資を通じて量産化や農業現場への普及を後押ししています。

2028年約120トン(目標)

取材に訪れた2026年8月下旬は収穫期を迎え、栽培を始めた2025年の生産量はおよそ2トンでしたが、木の成長や農園の拡大に伴い、2026年は19トンまで増える見込みです。2028年には生産量を120トンにすることを目標にしています。

相乗効果がある

東邦ガス 事業開発部 青山次長:
「新規事業の推進にはスピード感が欠かせません。日本農業やTOWINGといったスピード感のあるスタートアップ企業と組むというのは相乗効果があるのかなと思っています。東海に農業の事業基盤を持っていくということを狙っています。シャインマスカットが軸になるのですが、広く色々検討している状況です」

大久保明日香記者

日本経済新聞社 名古屋支社 大久保明日香記者:
「早期から安定した収穫を可能にする栽培方法や、土づくり資材などの技術革新により、農業参入のハードルが下がっています。耕作放棄地の活用や地域活性化も見込めることから、異業種からの農業参入の動きは今後一層広がりを見せそうです」

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