【JR東海】密閉空間での熱中症予防に「12℃の手のひら冷却」を導入 深部体温の上昇を抑える新たな切り
企業では、暑さ対策が求められています。JR東海では新たな切り札を導入しました。新幹線がずらりと並ぶ車両所です。
車両の検査をする場所は密閉された空間のため室内の温度が上がりやすいといいます。JR東海は、これまでも熱中症対策を進めてきましたが、新たな切り札がこちらです。
作業員が座っているだけかと思いきや、何かを握っています。握られていたのは、家庭でもおなじみの「蓄冷材」です。その蓄冷材を記者が試してみると。
記者:
「手のひら全体にじんわりと冷たさが広がっていくような感覚です」
熱中症は、体の中に熱がこもり、体の内部の温度、「深部体温」があがることで起こります。手のひらには、体の熱を逃がしやすい血管が集まっていて、手のひらを効率よく冷やすことで、深部体温の上昇を抑える効果が期待できるといいます。
35℃の環境で行った検証では、手のひらを冷やした場合、深部体温の上昇が最大約0.4℃抑えられることが確認されました。家庭の冷蔵庫にもある凍った蓄冷材を握っても効果があるのではないかと思いますが。
シャープ調理技術部 黄 輝心課長:
「一般的に10度から15℃の温度で冷やすのが効果的だと言われています。その間になる12℃という材料を使用して、設計、開発しました」
シャープは、握り続けることができる12℃に着目。その温度が20分間程度、 保つように蓄冷材を開発しました。
JR東海大阪台車検査車両所 別納竜太郎 車両技術係:
「我々としては事が起きてからではなく、事が起きる前に予防することに力を入れていきたい」












