「こども誰でも通園制度」について調べてみたら「保育士不足」など3つの課題が見えてきた
月10時間で足りる? 「環境変化のストレス」という懸念
2つ目の課題は「受け入れ時間が短い」ということです。
子どもにとっては、月最大10時間というのは、環境の変化によるストレスを受けるだけになりかねないと、的場教授は話していました。適切な保育によって心の発達や社会性を身につけさせるためには、1日に最低でも3時間、それを週2~3日、月にすると36時間程度は必要であるといいます。
自治体で異なる対応 名古屋市は10時間、春日井市は4時間
3つ目の課題は「自治体によって対応が異なる」ことです。
愛知県内では、名古屋市や一宮市などはその制度のマックス、月10時間までは預けることが可能ですが、春日井市を見ると月4時間までになっています 。この制度を取り入れている施設の数も自治体によって異なります。人手が足りないのと、そもそも預かるスペース、キャパシティが足りないということなんです。
現場に負担がかかっており、現状を完全には反映しきれていないという課題があります。的場教授自身も幼稚園の園長を務めていますが、これらの課題があるため、2026年度はこの制度の受け入れは「しない、できない」という判断だったということなんです 。この制度を利用する子どもたちにより良い保育をしたいと思う反面、なかなかできない現状がある 。今後、現場の声も反映しながら子どものための制度になっていってくれれば、と話していました。













