【東日本大震災を忘れない】名古屋・大須商店街では店の在庫を活用した炊き出し訓練 仙台出身者が企画

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名古屋市中区の大須商店街の店舗が協力し合い、それぞれの店の在庫を利用した炊き出し訓練が行われました。

炊き出し訓練の様子

那古野山古墳公園(名古屋市中区大須)では、3月11日の夕方から、大須商店街の飲食店による炊き出し訓練が行われました。この訓練で使用される食材、調理器具はすべて飲食店が持ち寄ったもので、約150名分の食事が提供されます。

災害の時は電気や水道、ガスなどが止まったり、政府からの支援が届くまで時間がかかることも想定されます。そのような場合に備え、商店街が協力して炊き出しの訓練をすることで、いざという際に被災者を「食」で支えようという取り組みです。

ビニール袋が掛けられたお皿

訓練を企画したのは大須商店街連盟の若林隆之さんです。

―――若林さんは宮城県仙台市の出身だそうですね。震災の際は宮城にいらっしゃったのですか?

大須商店街連盟・若林隆之さん:
震災の際はブラジルにいました。そこでニュースを知り慌てて帰国し、震災5日後ぐらいには仙台にいました。

―――仙台ではボランティア活動をされたそうですね。その時に食の支援の大切さを感じられたのでしょうか?

若林さん:
発災直後はおにぎり一つを6~7人で分け合ったという話をよく聞いたので、食べ物は本当に大事だと現地で感じました。

―――その経験が今回の訓練に活かされているそうですね。その一つがお皿です。ビニール袋がかかっているのはどうしてですか?

若林さん:
大きな災害が起きると、電気も水道も止まってしまいます。食べ物をビニール袋に入れておいて、また新しいものに取り換えれば、お皿を洗わないでこのまま容器として使用できます。

―――お皿自体が汚れることを防ぐためにビニール袋を使用しているということですね。こうした訓練は今回が初めてだそうですが、今後も継続的に続ける予定ですか?

若林さん:
毎年訓練を重ねて、商店街として防災力が上がっていけばいいなと思っています。

炊き出し訓練の様子

―――今回訓練に参加している方々の表情を見てどのようなことを感じますか?

若林さん:
地域の皆さんが普通に美味しそうな顔をして食べてもらえるだけでうれしいです。何か困ったことがあれば「大須に来たら炊き出しをやっているよ」と思ってもらえたらいいなと思います。

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