カスハラで狙われる公務員 愛知県美浜町で半年間で800件の「カスハラ」 男性謝罪で町は提訴見送りも
東京にある弁当屋です。撮影当時、コロナ禍で、店は、来店客に対してマスクをするように呼びかけます。しかし。
客:
「どっちが悪いの?マスクしてないで入った人間がいけないの」
店員:
「モラルの問題です」
客:
「モラルは誰が決めるの?総理大臣?口喧嘩する?絶対勝てないよ、お前じゃ」
暴言をはいた客は、さらに。
客「(お金をレジに投げつける)いいよ、呼べよ警察」
金銭を投げつけました。
職員が対応できない過度な要求がきっかけ 3時間で15件も電話
客が企業や店などに対して理不尽なクレームや言動をする「カスタマーハラスメント」いわゆる「カスハラ」。その卑劣な行為は、公務員に対しても行われました。
愛知県の知多半島に位置する人口約2万人の美浜町。この町では、ある1人の町民による「カスハラ行為」に長年、悩まされていました。
宮原佳伸総務部長:
「『そういうものの言い方を辞めてください』とか、『そういう質問はダメです』とかを伝えたが、ほとんど効果なく続けられた。過激な言葉で罵倒されたりするとメンタルもきついので、そういった苦痛も(職員)から訴えられたりした」
専門家「カスハラする人に成功体験を与えてしまう」
始まりは、約6年前でした。空き家の解体に関する補助金申請や、近隣住民との土地の境界をめぐるトラブルなどについて、職員が対応できない過度な要求を窓口や電話で求め続けたといいます。男性の要求は徐々にエスカレート。職員の懲戒処分を求める文書が届いたこともありました。これは、美浜町が記録していた資料です。そこには、男性の「カスハラ行為」の詳細が記録されていました。2025年10月1日には。
男性:
「自分の敷地内で建設会社が何かやっている。町が発注したんだろう」
町は関わっていないと伝えると。
男性:
「なんでできないんだ。退職まで何カ月だ? 副町長に言うぞ」
男性は、数分単位で異なる課に次々と電話。この日、3時間で15件も電話をかけ続けました。この中で男性は、こんな暴言も。
男性:
「女に代われ!」「役場内で結婚してもいいのか」
美浜町によりますと、男性によるカスハラ行為は、半年間だけで800件以上あったといいます。町民に話を聞くと。
町民(20代):
「やっぱり許せない」
町民(40代):
「まさか自分の住んでいる所でそういうことがあったのはびっくり」














