「エヴァンゲリオン」「シン・ゴジラ」誕生の背景 「庵野秀明展」が愛知でフィナーレを迎える

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金山南ビル美術館(旧名古屋ボストン美術館)で始まっている庵野秀明展を紹介します。

総監督を務めた「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が興行収入100億円を超える大ヒットとなった庵野秀明さん。2016年には「シン・ゴジラ」、2022年に「シン・ウルトラマン」、2023年には「シン・仮面ライダー」など話題作が続いています。そんな庵野さんの創作活動の秘密に迫る展覧会になっています。

ウルトラマンスーツ

展示では庵野さんが作ってきたものばかりではなく、庵野さんを作ったもの、つまり庵野さんが子供の頃から見てきて、多大なる影響を受けたというアニメや特撮作品にまつわる展示も充実しています。

飾られているウルトラマンスーツは1966年に放送された際のもの。そして、ウルトラマンに登場したジェットビートルやウルトラセブンに登場したウルトラホーク1号も並んでいます。よく見ると小さな留具のようなものが付いていますが、これは撮影のときにピアノ線で吊るすためのものだそうです。

そして「宇宙戦艦ヤマト」です。「ヤマトに出会わなければ今の人生はなかった」と語るほど、思い出のある作品だそうです。

貴重な初期設定資料や原画を見ることができます。

第3村のミニチュア

庵野さんが作ってきたものを門外不出の貴重な資料も展示されています。2021年に公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に登場した第3村のミニチュアセットは、4m×9mの大きさがあります。

なぜこういったものが存在するのかと言うと、このミニチュアセットを先に作り、色々な角度から撮影します。それを基にどのような構図が描けるか検証したそうです。庵野さんの画作りへのこだわりが感じられる展示です。

また、「シン・ゴジラ」のラストシーンに登場したゴジラの尻尾も並んでいます。撮影に使われたもの、人間の形をしたものが次々と生まれようとしているこの迫力を生で感じてほしいと思います。

シン・仮面ライダーのマスク

さらに去年公開された「シン・仮面ライダー」のマスクがずらりと並んでいます。

いずれも、実際に撮影に使われたというオリジナルのものです。完成品ばかりではなく、試作の段階で庵野さんがどんな指示を出したのか、写真に直接書き込まれた庵野さんのメモも残っています。ファンにはたまりません。


「庵野秀明展」
場所:金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)
会期:2024年4月13日(土)~6月23日(日)
開館時間:9:30~17:00/ 金・土・GW期間 9:30~20:00
会期中は無休

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