【中日】レジェンド岩瀬氏と福留氏が解説 開幕5試合のポイント「高橋周の守備が、悪い流れを断ち切った」
――福留さん、このゲームのカギになった部分を教えてください。
福留孝介さん:
「同点に追いついた、7回だと思います」
――大島選手を代打起用していましたね。
「大島選手の技術が非常に詰まった打席でした。7回まで打線が不調だったところ、しっかりと1打席でタイミングを合わせていました。さらにランナーを進めるために一、二塁間に狙って打ちにいく。若い選手は、彼の背中、そして技術をしっかりと学んでもらいたいです」
――2年目・田中選手の流し打ち、タイムリーも印象的でしたね。
「この打席は非常に良かったですが、ゲームを通して少し強引な打席が目立つ場面もありました。今後、彼がどのように修正していくのか楽しみたいと思っています」
2戦目は
4月3日のゲームを振り返ります。
この日のドラゴンズは、大野雄大が左肘手術からの復活登板。2番・門脇誠を三振、3番・丸佳浩をショートフライに抑え、ゼロで立ち上がります。
ゲームが動いたのは2回です。1アウト満塁のチャンスで、バッターボックスには8番・村松。引っ張った当たりが岡本の上、ライトの前にボールが転がり2点タイムリーヒット。ドラゴンズがゲームを先制しました。
4回の表、先発・大野がピンチをつくります。3番・丸のライト前ヒット、ランナーが三塁・一塁とジャイアンツは同点のチャンスに。そこで4番の岡本のショートゴロ。
ゲッツー崩れの間に、ジャイアンツが1点を返しました。
一方、4回の裏。2アウト満塁でバッターボックス1番・三好。開幕スタメンを勝ち取った三好がレフト前のタイムリーヒット。2点タイムリーを放ちます。
5回の表、大野がピンチに陥りました。2アウトランナー二塁・一塁、1番・萩尾のサードゴロを高橋が取ってピンチを切り抜けました。
そして8回、細川がセンターのバックスクリーン、フェンスを越えて2試合連続のホームランです。
ドラゴンズの守護神はライデル・マルティネス。4月2日は3本のヒットを打たれました。その中でも3日の2戦目はきっちりとゼロで抑え、今シーズンは初セーブ。理想的なゲーム運びとなりました。