名古屋大須のメーク店はなんと「男性専門」 なぜ男性メークに需要急増!? 定点観測で明らかに

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名古屋市中区大須にある男性専門メイク店「Men’s Make Collection(メンズメイク・コレクション)」は、近年、客が急増しているそうです。メンズメイク・コレクションの伊澤峰路代表は、コロナ中にリモートの会議が多くなり、自分の顔を画面越しに見る機会が増えたことが大きな要因と話します。

メンズ整肌料、市場規模は10年で100億円以上も伸びる

メンズ整肌料の市場規模

富士経済によると、男性向けの肌ケア製品の市場規模は10年で100億円以上も上昇。2025年には300億円に達すると予測されています。メンズメイク専門店に密着しました。

約1時間かけて入念にメイク

テカリを抑えるフェイスパウダーをのせる

最初にやってきたのは50代の男性です。肌の乾燥はメイクが崩れる原因になるため、まずはスキンケアでしっかり保湿。そして、肌の凹凸を滑らかにする下地やテカリを抑えるフェイスパウダーなど約1時間かけて入念にメイクします。

スッキリとした印象

シミやそばかすが目立たなくなり、スッキリした印象に。なぜメイクをするのか、聞いてみると

客:「接客業なので、お客さまに対して清潔感を出したいというのがありました。(周りには)『明るくなったね』とか、『顔の輪郭がはっきりして、かっこよくなったね』と言われます」

――きょうの仕上がりは?

客:「バッチリです!」

「とてもうれしいです。いい感じ!」

20代の客

次にやってきたのは20代の男性。一体どんなメイクをしてもらうのでしょうか。

店員:「眉毛を整えてもいいですか?」

客:「お願いします」

眉毛をキリっと整え、まぶたにはアイシャドーを入れます。

客:「(唇に)若干、色が着いたらうれしいです」

店員:「OKです!」

ヘアーメイクをしてもらい完了です。

シャープなイメージに変化

特にこだわった目元に力強さが加わり、全体的にシャープなイメージに。じつは音楽活動をしているというこの男性。「とてもうれしいです。いい感じ!」と結果に満足した様子です。今後も楽しい時間が作れるように、音楽活動を続けていきたいと話します。

(左)メイク前 (右)ファンデーションを塗ったあと

続いて訪れた50代の男性客からは「日本の芸能人と韓国アイドルをミックスさせた雰囲気」とのオーダーが。スタッフがファンデーションで顔全体を明るい色に仕上げます。それだけで随分と印象が変わりました。

全体的に明るい印象に

さらに目元や口元などにメイクを加えること約1時間。全体的に明るい印象になりました。

男性がメイクをするようになった理由はコスプレだったとか。いつの間にか美意識が高まり、普段からメイクをするようになったそうです。

客:「(メイクをすると)自信をもって、外を歩けるようになりましたね」

店を出るときには、どの男性も明るく晴れやかな表情に。メイクは気持ちにもいい影響を及ぼしているのかもしれません。

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