アンモニアの活用でCO2排出ゼロ目指す JERA碧南火力発電所で実証実験スタートへ

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碧南火力発電所でCO2排出ゼロを目指した実証実験が始まります。

JERA碧南火力発電所に新たに建設されたタンクです。アンモニアの貯蔵専用で約1300トンを貯めておくことができます。新たに始まる実証実験では、現在燃料に使っている石炭の20パーセントをアンモニアに置き換えます。燃やしたときにCO2が発生しないアンモニアを活用することで、CO2の排出量を減らす狙いです。

アンモニアを生成する際にもCO2が発生することもあり、これまでは燃料としては使われてきませんでした。実験は、将来的にアンモニアの生成技術が進み、クリーンな燃料として使われる段階を想定しています。

碧南火力発電所 谷川 勝哉所長:
「100パーセント燃料をアンモニアに転換した専焼、アンモニア専焼を2040年代に(実現したい)CO2を排出しない火力発電をということを目指していきたい」

3月26日に石炭とアンモニアを混ぜた燃料に点火し、その後、設備の性能試験や、排出される気体の成分分析などが行われる予定です。

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