忘年会シーズンにはタクシーがつかまらない可能性も 運転手はピーク時の6割でタクシー会社には車両余り
12月まであと少し。忘年会シーズンがやってきますが、懸念されるのが「タクシー不足」です。
国土交通省によると、タクシー運転手の数は2021年にはピーク時の約6割に。さらに愛知県の約15%のタクシー会社で、従業員が半減しているというデータもあります。このままでは忘年会後に乗って帰ろうと思っても、タクシーが捕まらない可能性も。
名古屋のタクシー会社を取材しました。
大曽根タクシー・小野部長:
「(駐車場に並ぶのは)勤務のない車です。(以前は)空になっていました。10年前と比べたら、もう(運転手が)100人近くいたのが、68人ということで。労働時間とか昔と比べてずいぶん規制されているものですから」
運転手の減少と働き方改革の影響が出ているといいます。
小野部長:
「どうしても午前10時、11時くらいまでは手薄になりますね。配車依頼を受けるわけですけども、なかなか希望通りに行けないといったところも出てきます」
配車アプリの登場で、タクシーの動きが変わったという声もあります。
運転手:
「(配車アプリで)回数をとればとるほど、売り上げが倍増してる人もいるらしいですね」
小野部長「流しをメインでやるっていう人は、ずいぶん減りましたよね。どうしても(配車)アプリを優先的にとってという。効率がいいですから」