ラーケーション親子に密着 小6が高校の文化祭へ 科学部の出し物に「勉強になった!」

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「ラーケーションの日」は「学ぶために学校を休んでも構わないよ」という制度で、2023年度から愛知県が全国で初めてスタートさせました。この制度を早速活用した親子に密着しました。

豊橋市に住む大須賀由佳さんと、息子で小学6年生の颯君です。9月14日午前9時過ぎ、いつもなら1時間目の授業の真っ最中ですが、ノートや筆箱など筆記用具をしまうのはランドセルではなくトートバック。

母・由佳さん:
「時習館高校の文化祭に息子と一緒に来ました。ラーケーションを使って、小学校をお休みして参加しました」

活用したのは、愛知県が今年度から導入した休暇制度、「ラーケーションの日」。ラーケーションとは、ラーニングとバケーションを組み合わせた言葉です。この制度では、公立の小・中・高、特別支援学校に通う子どもが、保護者の休みに合わせて平日に休みを取得できます。欠席扱いにはならず、行き先は自由です。

理科が大好きだという颯君、今回楽しみにしていたのは、科学部の出し物・理科の実験です。色とりどりの洗濯のりとホウ砂をまぜてスライムをつくったり、特別な器具で波の形や性質を調べたり、小学校では行わない実験やゲームを体験することができました。

校舎に入ってから4時間後、2人が戻ってきました。

記者:「どうでした?」
颯君:「すごく楽しかったです」

颯君は大満足の様子です。熱心にメモも取っていたようで、メモ帳には「テルミット反応」という言葉や、難しそうな化学反応式まで書いてありました。

颯君:「楽しかったし勉強になりました。みんなにもいろいろ伝えられたらいいな」

母・由佳さん:
「授業の遅れは少し気になったが、それ以上の学びがあったので、制度を使って平日に参加できたことはすごくためになったと思います」

颯君が通う小学校では、9月に入ってから5人の児童がラーケーションの申請をしています。

小学校の校長:
「家の人とともに体験できるというのは、家庭に持ち帰って学ぶ機会になる。学びの連結と考えると、広がっていくことだと思う」

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