アジア・アジアパラ競技大会の事務総長決まる 抜擢は一宮市出身の村手聡さん58歳
2026年に開催されるアジア・アジアパラ競技大会の組織委員会は、7月6日、理事会を開き、実務全般を取り仕切る事務総長に内閣官房の村手聡さんを選任する議案を決議しました。
村手さんは一宮市出身の58歳。東日本大震災復興対策本部の事務局参事官や群馬県副知事などを歴任し、2022年6月からは内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局次長を務めていました。
組織委員会の会長である大村秀章愛知県知事は、この人事で組織委員会の体制をさらに強化し、関係団体や経済団体とも協力して協議を進めたいと話しています。
アジア・アジアパラ競技大会をめぐっては、物価や建築資材の高騰による経費の拡大が課題となっています。組織委員会は経費削減のために選手村の建設を断念し、代わりとなる宿泊施設の確保などについて協議を進めていく方針です。