折りたためる「電動バイク」に企業が熱視線 わずか40秒で乗車可能! 脱炭素社会でバイクも新時代に突入

社会 地域 テクノロジー くらし・生活 友だち追加

コンパクトな電動バイク

愛知県常滑市の愛知県国際展示場で開かれた「名古屋モーターサイクルショー」。会場には国内外のバイクメーカーはもちろんバイクに関わるさまざまな企業や団体がブースを並べ、最新の製品を紹介しました。

特に注目を集めたのは脱炭素時代を見据えた「電動バイク」です。エンジンがない分、さまざまなデザインや機能をもたせられるのも特徴のひとつ。そんな電動バイクの中でも魅力的な車種をご紹介します。

キャリーケースにトランスフォーム!

タタメルバイク

ICOMAの「タタメルバイク」は車体をコンパクトに折りたためる画期的な電動バイク。バイクのワイヤーを引いてハンドルやミラーを折りたたむと、本体の中に収納できるんです。

ハンドルやミラーを収納

タイヤの近くにはキャスターが付いているので、キャリーケースのように転がして持ち運ぶことができます。

旅先にもラクに運び出せる

「僕はもともと変形するおもちゃを作るデザイナーでした。そういったおもちゃで変形する電動バイクみたいなものを作れたらいいなと思い、最初は小さなおもちゃを制作してそれを実車にしたんです」(ICOMA 生駒 崇光社長)

航続距離は30キロですが、折りたたんで車に積んでおけば旅先でのちょっとした移動に便利です。

リュックで手軽に持ち運べる電動バイク

リュックで背負えるほどのコンパクトさ

さらに、男性が背負ったリュックの中にも電動バイクが! ロイヤルが開発した「スマサークルS1」です。中身を取り出して組み立てます。

わずか40秒で完成

折りたたんだフレームと車輪を広げます。ハンドルを伸ばしてシートを取り付ければあっという間に完成! 工具も必要なく、わずか40秒ほどで組み立てられるんです。

リチウムイオンバッテリーのシート

最後に取り付けたシートにも仕掛けが。実は中にリチウムイオンバッテリーが入っています。

電動バイク全体の重さは12キロと、一般的な原付バイクの1/7程度です。バイクのユーザーが便利に持ち運べるように、さまざまな工夫が施されています。

最高速度は19キロ、航続距離は20キロ

スマサークルS1

「スマサークルS1」の最高時速は19キロ、航続距離は20キロです。公道を走るには原付バイクの免許が必要になります。用途に合わせて進化する電動バイク。活用の幅は今後もますます広がりそうです。

おすすめの記事

おすすめの記事

アクセスランキング

アクセスランキング

ページトップへページトップへ