「議決なしは条例違反」星が丘ボウル跡地の新図書館めぐり住民訴訟 名古屋市に建設費支払い差し止め求める
千種区の「星が丘ボウル」跡地に整備される図書館をめぐり、名古屋市が市議会の議決を経ずに建設費を支払ったのは条例に違反するとして、市民5人が名古屋市を相手に建設費の支払いの差し止めを求めて裁判を起こしました。
2023年12月に閉館した「星が丘ボウル」の跡地をめぐっては、名古屋市が2025年5月、商業施設と市の図書館が入る建物を設立しようと、不動産事業者の「東山遊園」と建物を共同で建設する基本協定を結んでいます。名古屋市の負担額は約10億7000万円で、このうち約3億2000万円が2025年12月に支払われています。この支払いについて、名古屋市の監査委員は2026年9月に、「議会の議決を経ていないことは、議決条例に違反する」として、今年度末までに必要な措置を講じるよう勧告しています。
この勧告を受けて、千種区の男性5人が、名古屋市を相手に住民訴訟を起こしました。住民らは、「市が財産の取得に必要な議決を得ず、違法に支払っている」などと主張。「条例違反の支払いが止められておらず、今年度中は続くおそれがある」として、建設費の支出の差し止めなどを求めるとともに、すでに支払われた約3億2000万円について、広沢市長に損害賠償を請求するよう市に求めています。
原告ら訴訟代理人北口雅章弁護士:
「議会の承認もなく…教育委員会は勝手に進めてしまうと。市議会軽視ともいえる教育委員会の手続きを容認してよいのかという点について、司法の場で問題を提起したいというのが本訴訟の趣旨です」
名古屋市は、テレビ愛知の取材に対し、「訴状が届いていないので、何も話せない」とコメントしています。












