「笑い」と「コインランドリー」で防災対策 弁護士が挑む「防災落語」と進化する支援拠点

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9月1日は「防災の日」です。訓練で防災意識が高まる中、身近な場所や意外なアイデアで防災への備えが進んでいます。災害時に支援拠点となる「コインランドリー」と、笑いで伝える「防災落語」。地域で守る取り組みを取材しました。

名古屋市熱田区にある「ブルースカイランドリーイオンタウン熱田千年店」です。一見、ごく普通のコインランドリーですが…

記者リポート:
「店舗の外側にある倉庫を見てみると、災害対応型ランドリーと書かれたシールが貼られています」

実はここ、災害時には地域の「支援拠点」へと姿を変えます。一体、どのような仕組みになっているのでしょうか?店舗の裏側に案内してもらうと…

ブルースカイランドリー 高橋良太さん:
「こちらに災害時に対応ができるガス栓のユニットがある。中を開けると、ガス栓があり、これを経由して炊き出しや発電などが行える環境になっている」

実は、コインランドリーの乾燥機は、普段から大量のガスを使って動かしています。災害時には、常備されたこのガスを直接つなぎ、炊き出しや発電のエネルギーとして活用できる仕組みです。そのため、併設された倉庫には発電機や釜が用意されていて、いざという時に、スマートフォンの充電や温かい食事をつくれるようになっています。

ブルースカイランドリーを展開するのは、名古屋市中区に本社を置く「ジーアイビー」です。こうした災害対応型の店舗を全国で年々拡大しています。現在では全国63の自治体や地域の団体などと協定を結んでいて、災害時には、地域の「支援拠点」としての役割を担います。

ブルースカイランドリー 高橋良太さん:
「市との災害協定を通じて地域の皆さんに災害型コインランドリーを知ってもらえればと思っている。災害時の際に皆さんに使ってもらえる環境をつくっていきたい」

※高橋さんの高ははしごだか

弁護士が挑む「防災落語」

輝亭郷生さん:
「今ここで地震だ地震だとなったら、部長どうしますか?『そうだな、まずは机の下に隠れるな』部長、見てください。(寄席には)イスしかありません。すいません、笑っていいですよ」

防災をテーマに新作落語を演じるのはアマチュア落語家・輝亭郷生(かがやきてい・きょうせい)さんです。郷生さん、本名・尾形和哉さんは普段、判例六法を傍らに日々書類と向き合う弁護士です。

輝亭郷生さん:
「私自身リスクマネジメントというのが専門で、そのうちの自然災害である南海トラフ地震がこのエリアで起こる、といわれていますので、そのときに企業が安定してどんな準備をしておくべきなのか。それをどうやって伝えたらいいかを真剣に考えたところ、落語ですよ、ということで、防災についておもしろおかしく皆さんにお伝えし、帰る時にはちゃんと備えとかなきゃな、突っ張り棒やっとかなきゃなととか、備蓄しとかなきゃなとかそういう風に思っていただくきっかけになればと思いました」

仕事を終え、時間があるときは事務所で落語の稽古をします。机に座布団を載せると即席の高座に。帯を締め、羽織を身に着けると、落語家の顔に。忘年会で落語を披露するなど、事務所公認で活動しています。

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