2025年に愛知で宿泊した外国人の延べ人数は約500万人と東京の1割未満 スタートアップの力で誘客を

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中部国際空港・セントレアに到着した外国人の多くが、県内の観光地を訪れていないことが課題となっています。滞在をどう生み出すか、県は新たな誘客策の検討を始めました。セントレアで外国人に来日の目的を聞くと…

韓国から来日した人:
「白川郷に行きたい」

インドネシアから来日した人:
「インターンシップで静岡に行く」

シンガポールから来日した人:
「自分で運転して、富山、金沢、高山に行って戻ってくる」

2025年1年間の外国人の延べ宿泊者数を都道府県別に見てみると、東京が約6000万人、大阪が約2400万人、福岡が約800万人なのに対して、愛知は約500万人にとどまっています。

そんな中、愛知県常滑市、半田市、西尾市、蒲郡市で外国人観光客の誘致を目指す動きが始まっています。しかし、現状の知名度は…

韓国から来日した人:
Q.常滑、半田、蒲郡、西尾を知っている?
「知らない」

インドネシアから来日した人:
「常滑わかりません、半田もわかりません。蒲郡は少し聞いたことがあります。西尾はわかりません」

このような状況をうけて、外国人観光客をいかに県内へ呼び込むか、愛知県が取り組みを始めました。三河湾を望む、蒲郡市の西浦温泉。老舗旅館の一室では、スタートアップ企業の関係者を集め議論が交わされていました。

愛知県観光コンベンション局 森田勇人課長:
「スタートアップ等の皆様の柔軟な発想や技術、そして実行力をお借りしまして、中部国際空港からの誘客を実現するために本イベントを開催することといたしました」

県がセントレアを利用する外国人観光客の人流データを分析したところ、入国後に愛知を訪れた人は約3分の1。中でも常滑市・半田市・西尾市・蒲郡市、この4つの市はそれぞれ県内有数の観光資源を持ちながら、セントレアの利用者のうち実際に訪れた外国人観光客は、それぞれ1パーセント未満にとどまっています。

それぞれの観光資源を発信すれば、県は観光地としての需要を掘り起こせる余地があると考え、4つの市に観光客を呼ぶためのアイデアを募集することにしました。今回、西浦温泉を会場としたのも、三河湾の景色やローカル線などの地域の魅力を参加者に体感してもらい、可能性を探ってもらうのがねらいです。

愛知県観光コンベンション局 渡邉亨介課長補佐:
「名古屋もいいですし、名古屋以外の地域にも光るものがたくさんありますのでそちらをぜひ体験してもらいたい」

観光地の魅力の掘り起こしとともに、県は外国人観光客の動向に注目しています。

担当者:
「入国当日の予定はがら空きというケースが見受けられます」

セントレアの観光案内所には「到着後に楽しめる観光地はないか」といった、直前での相談が多く寄せられているといいます。こうした利用客のわずかな空き時間に生まれる、「間際(まぎわ)観光」の需要を4市へ取り込もうという考えです。

この日司会を務めた、地域創生事業を手がける本田晋一郎さんは…

イノベーションパートナーズ 本田晋一郎社長:
「魅力的なコンテンツがあれば、行き方は問わないと思う。いかに素晴らしいコンテンツを作りあげていくかがポイント」

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