住宅街に巨大な壁 「ゴミ」なのか「資源」なのか 愛知・豊橋市のプラ野積み問題を調べてみた
愛知県豊橋市です。住宅が立ち並ぶ道の先に見えてきたのは、青色の巨大な壁です。近づいてよく見てみると…ペットボトルや、靴など、さまざまなものが梱包されて積み上げられ、青いネットで覆われています。
住宅との距離は数メートルほど。近くに住む人に話を聞いてみました。
住民:
「不安です。子どもたちがいるので、目の前にゴミがある状況で、発火して燃えないか心配。これだけの量なのですごい火事になると思うし、消火器も野ざらしに置かれている状況なので、とても不安なところがある」
住民が「ゴミ」と表現するこの壁、2024年12月ごろから積まれ始め、徐々に増えていったといいます。
住民:
「目の前にゴミがあるところに住みたいと思いますか、その気持ちになってもらえれば。一刻も早く撤去してほしい」
業者側「これは廃棄物ではなく、燃料化に向けて購入した有価物である」
これらは、市内で廃棄物処理などを手掛ける業者らが管理していて、同じように積み上げられた場所は、4月末までに市内8カ所で確認されています。業者からの消防への届出によると、総重量は約3万2000トン。何のためのものなのか、業者を直撃しました。
業者:
「これは廃棄物ではなく、燃料化に向けて購入した有価物である」
業者は「プラスチックなどの合成樹脂類を再利用するために保管していて、現在は、これを燃料にするための技術開発に取り組んでいる。国の指針に則りながら、適切に保管している」と主張しています。
住民側「早く廃棄物として処理を進めてほしい」
一方、5月9日、巨大な壁を問題視する地元の団体が初めて説明会を開き、約100人の住民を前に弁護士が対応策を提案しました。
弁護士:
「最も重要な点は、ゴミを集めていることについて経済的な合理性があるかどうか。そうすると、油化装置、油にすると言っている装置のリアリティ、現実的な稼働状態を一番調査すべき。廃棄物であるということを明確にするような、動かぬ証拠をしっかり積み上げていく作業で市に調査を申し入れる」
説明会で団体は、市が積極的に対応しない場合、年内をめどに刑事告訴を含めた法的措置を検討していくと方針を示しました。
住民団体の会長:
「市民の不安を取り除くために、早く廃棄物として処理を進めてほしい。それだけを願って運動している」












