天皇皇后両陛下の椅子を手掛けた家具職人も 「現代の名工」に愛知県から20人が選出
卓越した技術を持つ技能者に送られる「現代の名工」に、2023年は愛知県から20人が選ばれました。
厚生労働省が毎年全国の技能者を表彰する「現代の名工」。県内から選ばれたのは、自動車整備工の佐藤茂さん、造園師の天野勝美さんら20人です。
受賞者の1人、椅子工房オオタ代表の太田一彦さん。およそ35年、椅子づくりを続けてきました。
太田一彦さん:
「ついに来たかと。非常にうれしかった」
太田さんは椅子の設計から製作まで全て1人で行います。
2005年の愛・地球博の時には、当時の天皇皇后両陛下の椅子を手掛けた太田さん。客のニーズを具現化する能力に優れているとして、現代の名工に選ばれました。
太田一彦さん:
「自分の持っているいろいろな知恵や技能などを、次世代に継承していきたい」
「現代の名工」は11月13日に東京で表彰式が行われます。