eスポーツを高校進学の選択肢に 高卒資格も取得できるeスポーツ専門高校 実態に迫る

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eスポーツ高等学院

2022年4月に東京都渋谷で日本初となるeスポーツ専門のスクール「eスポーツ高等学院」が開校しました。2023年4月には名古屋にも新校舎を開き、現在は池袋や神奈川県の横浜の全国4カ所に校舎を構えています。

プロの講師からゲームのノウハウを指導してもらえるという「eスポーツ高等学院」。実際にどのようなことが学べるのか、学習環境とeスポーツ業界の魅力にも迫ります。

【動画】学院長はアバター⁉ 呂布カルマがeスポ学院長を探る! 

ハイスペックなゲーミングPCなど最先端の設備も完備

eスポーツ高等学院の校舎内には、ハイスペックなゲーミングPCなど最先端の設備も完備しています。しかも高校卒業資格を取得できるので、大学進学や専門職への就職も可能です。校訓はなんと「アソビマクレ。」。本気で遊びながら、eスポーツ業界のプロフェッショナルを目指せます。

「eスポーツ」とは、インターネット 上で世界中のプレーヤーとリアルタイムでテクニックを競うゲームの総称のこと。近年の通信環境やPCの性能の向上が大きな要因となり、大会の舞台はリアルからオンラインへと場所を変えました。

eスポーツ業界への理解や運営方法は世界に比べると発展途上

海外留学するプレーヤーも多い

2000年代には北米やヨーロッパ、アジアで興行として成立しました。高額な大会賞金が設定され世界的な企業がスポンサーになることもしばしば。今や大会の賞金だけで暮らすプロゲーマーがいるほど、その規模は拡大しています。

しかしeスポーツ高等学院学院長の話によると「日本のeスポーツ業界の認知度や理解、運営方法は世界と比べて発展途上の状態にある」といいます。それもそのはず、eスポーツで行われるゲームはどれもパソコンゲーム。家庭用ゲーム機が馴染み深い日本人にとっては、馴染みのない人が多いのです。そのため選手層も薄く、eスポーツ業界としても手探りの部分が多いそう。関係者の話では、eスポーツプレーヤーとして成長するために海外留学するプレーヤーが珍しくないそうです。

オンラインでのコミュニケーションスキルも学べる

メンタルケアのカリキュラムを導入

近年、SNSによる誹謗中傷だけでなく、それが原因で起こる悲しいニュースを目にすることが増えています。顔を合わせることのないインターネット環境で、コミュニケーションのモラルが希薄となって起こる問題の1つではないでしょうか。

そうしたトラブルを重く受け止め、学院ではオンラインコミュニケーションでのモラル向上を目的とした「オンラインコミュニケーションスキル」を最初に学習します。eスポーツは顔が見えない相手と対戦する特性上、対戦相手やチームメンバーとオンラインでコミュニケーションをとることが多いからとのこと。

メンタルケアのカリキュラムを導入して、オンラインでもリアルでも同じように相手を敬い、責任ある言葉で発言できるよう育成していくといいます。

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