アメリカによる核施設空爆でイランはホルムズ海峡「封鎖」に動くか 愛知経済に与える影響を専門家が指摘

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アメリカは日本時間の6月22日午前、イランの核関連施設3カ所に対して空爆を実施。

アメリカ トランプ大統領:
「つい先ほどアメリカ軍はイランの3カ所の主要な核施設に対し、大規模な精密攻撃を実施した。イランの主要な核濃縮施設は完全に壊滅した」

イランの核兵器開発を「国の生存の脅威」として、今月13日にイランの核濃縮施設への攻撃を始めたイスラエルに歩調を合わせた形です。

これを受けてイランの国会は、ホルムズ海峡の封鎖を求める方針を承認しました。最終的な決定は、イランの国防と外交政策全般を統括する最高安全保障委員会か、最高指導者のハメネイ師に委ねられます。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング 芥田知至 主任研究員

ホルムズ海峡は、石油と天然ガスを日本へ運ぶタンカーの約8割が通るとされる海上交通の要衝。実際に封鎖された場合、原油相場や私たちの生活にどんな影響があるのか、専門家に聞きました。

三菱UFJリサーチ&コンサルティング 芥田知至 主任研究員:
「実際にホルムズ海峡を封鎖できるかどうか、イランにその実行力があるかどうかは判断が難しいところではあるが、(封鎖されれば)1バレル当たり130ドルというレベルまで原油相場が上昇してしまうリスクはある。

ガソリンや灯油の価格が上がるということになるでしょうし、発電用のLNG(液化天然ガス)もホルムズ海峡を通過してやってきているので、電気料金も上がるということにつながると思う」

愛知県への影響は…

三菱UFJリサーチ&コンサルティング 芥田知至 主任研究員:
「世界的に原油価格が上がると、世界景気に悪い影響も出てくる。そうなってくると自動車の販売にも影響が出てくる。そうした商品の販売が落ち込むということが、愛知県に取ってみれば悪い影響を及ぼす材料になってくると思う」

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