「卵ショック」1パック300円以上と高値続く 卵を産む鳥が減ったことや大阪での需要増加が要因か

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名古屋市中区大須の万松寺通にある生鮮食品館サノヤで、高値が続く卵の価格について調べました。6月5日時点で卵(M1パック)の価格は312円。2023年の“エッグショック”よりも価格が高騰しています。大阪・関西万博によって大阪での卵の需要が増加。さらに夏の暑さで鶏が卵を産まなくなってしまったことも要因の1つとなっています。

卵M1パックの価格

●卵 M1パック
店頭価格 312円(仕入れ価格 前週比±0円)

●ごまたまご 純系名古屋コーチン卵 など
店頭価格 約310円~390円

サノヤ 百武勇希さん:
「卵を産む鶏が少ない状況が続いておりまして、2年前の鳥インフルエンザの影響で上がったときよりも相場は上がっています」

――2023年のエッグショックのときよりも高くなってしまっているとのことですね。

サノヤ 百武さん:
「数量が減っていることに加え、たくさんの人が集まる大阪・関西万博によって大阪で卵の需要が高まっています。そちらに愛知県の卵も引っ張られていて、東海地方の卵も足りていません」

「ごまたまご」などブランド卵の価格

――普通の卵の高騰に伴い、ブランド卵との価格差が縮まっているようですね。

サノヤ 百武さん:
「普通の卵は高いので、ブランド卵を選ぶお客さまも多いです。需要も上がっているので、ブランド卵の価格も今後は上がっていくのではないでしょうか」

――今後の卵の価格についてはいかがでしょうか。

サノヤ 百武さん:
「例年、夏には需要が落ち着いて価格も下がってくるのですが、養鶏場をやめてしまう方が増えたり、夏の暑さによる鶏が夏バテで卵を産まなくなったり。マイナスの要因が重なっているので、年末までは高値のままかもしれないと、業者さんも心配していました」

(2025年6月5日放送「5時スタ」より)

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